地方の声の響く政治@


2018/05/22

法務部会・再犯防止推進特命委員会・更生保護を考える議員の会合同会議

 朝一番は、法務部会・再犯防止推進特命委員会・更生保護を考える議員の会合同会議に出席しました。
 議題は、先日発生した「松山刑務所大井造船作業場受刑者逃走事件」でした。逃走に至る経緯や逃走後の法務省の対応、再発防止対策の検討状況等について法務省より説明を受け、参加議員による意見交換がなされました。

松山刑務所大井造船作業場は、開放施設です。開放施設は受刑者に対する強い信頼を前提に、一般社会の生活に可及的に近似の処遇により、受刑者の社会適応性を向上させ、改善更生及び円滑な社会復帰を促す施設です。
全国刑事施設の再入率は42.8%に及ぶ中、大井造船作業場は14.0%と顕著に改善した数値を出しており、再犯防止に一定の効果を出している施設でした。
現在、法務省は再犯防止対策に積極的に取り組んでおり、自民党も連携して支援しています。今回の事件と類似の逃走事件が再発すれば、周辺住民の不安にさせるだけでなく、このような開放施設の廃止という世論が起きかねません。真面目に社会復帰を目指す受刑者の更生の途を閉ざさないためにも、このような事件が二度と起きることなきように徹底した再発防止策を検討しなければなりません。今後とも法務省の再発防止の動向を継続して注視していきます。