鬼怒川下流改修維持期成同盟会(会長:神達岳志 常総市長、副会長:稲葉本治 下妻市長他)の皆さま方が、石井啓一 国土交通大臣のもとを訪問しました。
一昨年9月の「関東・東北豪雨災害」では、常総市での堤防決壊や溢水等により、広範囲の浸水が発生し、多くの住民が孤立、救助される事態となりました。
このような中、昨年5月には「鬼怒川・小貝川下流地域大規模氾濫に関する減災対策協議会」において、「水防災意識社会 再構築ビジョン」に基づく「鬼怒川・小貝川下流地域の減災に係る取組方針」が策定され、沿川市町、県、国が連携し、水防災意識社会の再構築に向けた取り組みを推進しています。
鬼怒川下流地域では、この2月26日に圏央道の全線開通が予定されており、JR水戸線、つくばエクスプレス、常磐自動車道など既存の公共交通網と相まって大きく利便性が向上することから、常総市におけるアグリサイエンスバレー構想や八千代町における自動車関連企業の誘致や大型商業施設の開発等、様々なプロジェクトが前進するものと思われます。
このように、かつて大きな災害に見舞われた地域において地域住民の安全・安心を確保し、企業誘致の推進等により人口減少対策、地域活性化策を推進することはたいへん重要であります。整備された河川を利用したスポーツイベントの開催、堤防をサイクリングコースとして集客ができないかなど、石井啓一国土交通大臣を中心として活発な意見交換ができたことは、本当に有意義であったと思います。