衆議院本会議に丸山穂高君糾弾決議案が出され、全会一致で可決した。北方四島交流訪問事業に参加した際の、憲法の平和主義に反する戦争発言や、暴言、泥酔して禁じられた外出を試みるなどの暴挙が、衆議院の権威と品位を著しく失墜させたとし、自らの進退について判断するよう促すというものである。
日本人の8割以上が戦後世代となり、悲惨な戦争の記憶が失われていくことが指摘されている。戦争を知らない若者が、外国からのミサイル発射などの挑発的な行為や、領土問題などにおいて、その解決策として戦争もあり得るという感覚を持つようになったら、たいへん危険なことである。
単なる不適切発言を問題として、議員の身分に関わる国会決議をすることは慎重でなければならないとしても、戦争を容認するような発言は許されないということを強く示した。